一つの長編を三つに分けて作るのだから中途半端な終わり方をするのはある程度は仕方がないと思う。ただ、さすがにあの終わり方はどうなのでしょうか。あれで一年待ってくださいって、ひどいです。ストーリーは原作を読んでいないのでわからないてんも多かった。なぜ主人公がスペシャルな扱いなのか理解不能。友達はずっと主人公に敬語で喋っていたが、彼は王子様かなんかなのか？仲の良いおっさんから指輪をもらったのはわかるが、なぜそれで彼が特別になるのだろうか？彼が他の人に指輪をあげればよいだけでは？古典なせいだろうけどストーリーがとても古くさい感じがした。あと映像の演出もどうかと思う場面がいくつかあった。中でも酷いと感じたのはエルフの女性。なぜエルフの女性が出てくると鈴木その子みたいにスポットライトがあたるんだろうか。神秘的に描きたいのはわかるんだけど無理ありすぎ。タイラーさんの方はごっつい顔なのでぜんぜん神秘的な雰囲気がなかったし。全体的には「ようやくファンタジーRPGが映画になった」といった印象。所々に中ボスがでてくるところなんてわかりやすくてよい。イフリートみたいな魔物はあっけなかったけど。余談だけどファイナルファンタジーのCG映画の方もこんな感じの正統派ファンタジーにすれば、もっと流行っただろうに。剣と魔法よりエイリアンを出した方がアメリカ人に受けるとひねくれた考えをしたスクウェアの間違いでしたね。アメリカでもファンタジーは受けてます。この映画の一番の見所はやはり戦闘シーンでした。結局そこに落ち着く程度の映画でしかなかったのが残念。この映画をみて思ったのは「お、これはドラゴンランスの映画化も可能な時代になったな」ということでした。ハリウッドの人、頼みます。あとこの映画をみにいって一番よかったと思ったのは「スターウォーズ エピソード2」のフィルムが見れたことです(^-^;