これは、おもしろい。「生テレビ」に通ずるものもありますが、二転三転するストーリーには、脱帽です。最初は、テレビとか新聞の傍観者のような感想を持つに過ぎない多数の陪審員が、あたかも唯一、冷静な判断力を持つかのような一人の陪審員に引き摺られるように討論に加わっていきますが、最後まで傍観者的立場を捨てきれなかったのは、冷静だったハズの一人の陪審員だったというのは、見事な展開だったと思います。あくまで観客を飽きさせることなく、討論会の実況中継のようなカメラワークで最後までみさせるのも、上手い演出でした。ボクとしては、「必見！」といっておきます。(^_^)(^_^)