ちなみにどうやったら成功したのか。最初にノロノロしなきゃいい、というのは別としても。トラボルタでなくとも考えたくなる。

まず問題だったのは時間のかかりそうな要求を出した所だった。捕まえる側は集団で綿密に計画を練らなくてはいけない立場にある（人命が大事だから単独で瞬時に行動出来ない）。時間を稼げる要求を出したら相手もゆっくりと救出作戦を考えられるって事だ。

だからもし時間のかかりそうな要求を出すのなら途中で相手の計画をぶち壊す必要がある。途中で方向転換して終了直後の野球場周辺に逃げ込んで観客のパニックに乗じて逃げるとか。（まあこの後のアメリカ国内脱出作戦が大変だけど）

いや、待てよ。誰だってもし彼らのような状況に陥ったらどうやって助かるか真剣に考えるよな。であれば俺が考えなくともテレビでありとあらゆる脱出法を視聴者に考えさせれば良いんだ。まず身代金を要求する。で、そのお金の半分をアイディア代としてＴＶ局に預ける。 恐らく殺到する脱出方法の中から自分で一番だと思うものにトライする。見事成功したら俺も視聴者もＴＶ局も万歳。