主人公の「ピニョン」って役名の語感が、なんだか頼りなさげでとぼけているようでいいかも。しかし、どうみたって「５０前後のおっさんのケツ」じゃないってわかりそうなものだけど、そんな細かいことより、「周囲の目線が変わる」だけで、違ってみえるから不思議。

個人的に「感動？」すらしたのはエンドロール。集合写真からズームになって、フォーカスが合い、役者名が出るところのセンスが大好き。

最近は、『ル・ブレ』なんかも公開されているが、もっとたくさんのフレンチコメディが日本で公開されたら、もっと日本映画界も変わるんだろうに。