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[コメント] マトリックス レボリューションズ(2003/米)

これ見て、どのくらいの人が何の資料もなしに「世界観」を理解できたんだろう。せめて『アンブレイカブル』の時みたいに「攻略マニュアル」でもないと、全然判らないぞ。そこいくと『リベリオン』や『13F』は判りやすかった。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭の杉山清隆(セラフ)がトリニティとモーフィアスで、フランス人のクラブ?に殴りこみに行ったときが一番かっこよかった。「マトリックス」の真骨頂ともいえるべき「アクション」。

そのあと、ベルッチの唯一の出番「彼女は本気よ!」でネオは地下鉄から脱出できたわけだけど、そもそもトレインマンって何?、つかみの部分の謎だから、「これが今作の重要ポイントか?」と思いきや、それでおしまいだし。あのホームレスみたいなオヤジは何?サティーちゃんは何?両親はどうなった?この部分すっぽり抜けても、全然問題ないじゃん!。まぁ杉山清隆のアクションや、ベルッチのムネがあったからいいけど、最初からコレじゃ、ダメじゃん。

これで、フランス人やベルッチの出番は終わりなんだけど、じゃぁ「2」のレゲエの双子はどうした?もういらないの?じゃぁ、はじめから出すなよ。そもそも「2」でベルッチが出ると言う時に「ネオを誘惑する」みたいな紹介のされ方だった。誘惑もなければ、ムネ以外に見所が無い、いてもいなくても関係ない役になってしまった。こんな端役に大好きなベルッチ使うなよ!

で、その次、ネオが眠る横に眠る男(名前忘れた)の謎。「2」はこの男を映して「つづく」になるわけだから、もっと重要人物として、今作全般において影響を及ぼすかとおもいきや、こいつもあっさりやられる。コイツとの闘いで、ネオは目を負傷するわけだが、そのことが何の伏線にもなっていない(相棒の死に気づくのが遅れるだけ)。

もうあとは「戦争映画」。「1」「2」が「闘い」だとしたら、「3」は「戦い」。そこだけ別の映画なら、それも楽しめるけど、「マトリックス」というストーリーのなかで、まったく別物。

さいご、オラクルと共に登場するサティーちゃんと杉山清隆。で、どうなったの?で映画は終わる。

「3」はとにかくアメリカで興行収入悪いらしい。一億ドルは超えたものの、「2」の半分以下。これは「3」ばかりのせいでなく、「2」をみて、「3」に興味がなくなった人が大勢いるということ。でももし大ヒットしていたら、「エピソード1」とかが作られたかもしれない。そうならないことだけを祈る。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)すやすや[*]

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