[コメント] マトリックス レボリューションズ(2003/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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冒頭の杉山清隆(セラフ)がトリニティとモーフィアスで、フランス人のクラブ?に殴りこみに行ったときが一番かっこよかった。「マトリックス」の真骨頂ともいえるべき「アクション」。
そのあと、ベルッチの唯一の出番「彼女は本気よ!」でネオは地下鉄から脱出できたわけだけど、そもそもトレインマンって何?、つかみの部分の謎だから、「これが今作の重要ポイントか?」と思いきや、それでおしまいだし。あのホームレスみたいなオヤジは何?サティーちゃんは何?両親はどうなった?この部分すっぽり抜けても、全然問題ないじゃん!。まぁ杉山清隆のアクションや、ベルッチのムネがあったからいいけど、最初からコレじゃ、ダメじゃん。
これで、フランス人やベルッチの出番は終わりなんだけど、じゃぁ「2」のレゲエの双子はどうした?もういらないの?じゃぁ、はじめから出すなよ。そもそも「2」でベルッチが出ると言う時に「ネオを誘惑する」みたいな紹介のされ方だった。誘惑もなければ、ムネ以外に見所が無い、いてもいなくても関係ない役になってしまった。こんな端役に大好きなベルッチ使うなよ!
で、その次、ネオが眠る横に眠る男(名前忘れた)の謎。「2」はこの男を映して「つづく」になるわけだから、もっと重要人物として、今作全般において影響を及ぼすかとおもいきや、こいつもあっさりやられる。コイツとの闘いで、ネオは目を負傷するわけだが、そのことが何の伏線にもなっていない(相棒の死に気づくのが遅れるだけ)。
もうあとは「戦争映画」。「1」「2」が「闘い」だとしたら、「3」は「戦い」。そこだけ別の映画なら、それも楽しめるけど、「マトリックス」というストーリーのなかで、まったく別物。
さいご、オラクルと共に登場するサティーちゃんと杉山清隆。で、どうなったの?で映画は終わる。
「3」はとにかくアメリカで興行収入悪いらしい。一億ドルは超えたものの、「2」の半分以下。これは「3」ばかりのせいでなく、「2」をみて、「3」に興味がなくなった人が大勢いるということ。でももし大ヒットしていたら、「エピソード1」とかが作られたかもしれない。そうならないことだけを祈る。
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