上映後の帰り道、異様なまでに興奮した小学生男子グループを発見。

顔を耳まで真っ赤にして、ただただ「すごいすごい！」を連発。

起きながら夢を見ているかような、カッと見開いた目、荒い鼻息。

シンチー・ドラゴンの背中に乗って、世界中を駆け巡って来たかのような興奮。

無性に街の中を歩きたくなった。

どこかにバナナの皮で滑って転ぶねーちゃんはいないか？

縦列駐車に四苦八苦してる人はいないか？

いつの日か、転びそうになっても一回転してバサッと立ち上がる事が出来る。

車をすっ飛ばして縦列駐車を鮮やかに成功させる事が出来る。

そして人間はいつか空を飛ぶ、飛べる飛べる飛べる、きっと飛べる。

「自分の力」を信じたくなった、そして「人間の力」を信じたくなった。

いつかきっと、夢を超える事が出来るって。

それまで笑って過ごそうや。