本当にまるで夢の中にいるような鮮やかな色彩!!素晴らしい歌!!この映画を劇場で観なかったなんて…私は何を考えていたんだあ!!今スッゴイ後悔してます。

後半はやはり…という感じでしたが、この始まり方に前半!!もう鳥肌立ちまくりで、最初にクリスチャンとサティーンが歌うシーンなんか感激で涙が出ました。この感じは、初めて「CAT'S」のビデオを見て、主演のエレイン・ページの美しい歌声に涙した時とそっくりです。決して広い範囲での出来事ではなく、狭苦しくて騒がしい範囲と舞台での出来事なのに(CAT'Sも同様)、どうでしょう?どこまでも広がりを見せるこの壮大さ!!これもキッドマン、ユアンは勿論、他出演陣達の素晴らしい歌が生み出したですね!!ユアンは歌も歌えたのね!!初めてカッコイイと思いました。オビ＝ワンより全然いいんじゃないか??これであなたも私のダーリン★(死)

もう展開はメチャクチャ唐突だし、空歩いちゃうし、妖精飛んじゃうし、キラキラ散っちゃうし、おまけに花火まで上がっちゃう!!愛という割りには「?」な部分もあるけど、でも、イイぞイイぞ!!私まで気分良くなっちゃいました。できれば、あの二人の間で私も歌いたかったくらい!!(邪魔だって)公爵に劇の内容を説明するあのシーンの下りなんて最高です。一緒に踊りて〜〜!!歌いて〜〜!!こんな素晴らしい映画の存在を知らずにいたなんて、私はもう自分が恥ずかしくて堪りません。こういう素晴らしい映画に出会う為に映画を見ているのだと痛感させて頂きました。デビッド・フィンチャー様やガイ・リッチーが与えてくれる悦楽的な「快感」でない、正統派で爽やかな「快感」がこの映画の中にはありました。こういうのを真に「娯楽作」と言えるんじゃないでしょうか?というか、私は今初めて「娯楽作」を正しく使った気がします、ええ。

吹き替えのユアンの声優さんは、ユアンが歌う時の高音に似ているので、そのまま英語の歌に入ってもそんなに違和感がなくて合ってたと思いました。多分、宮本充さんの声だと思うのですが……。

最後に私事、この映画を紹介してくれた同じクラスのＯ君、心から感謝します。その髪型をベッカムヘアーじゃないと否定するのは自分の立場を追い詰めるだけだから止めた方がいいっスよ。「堂本剛だよ!」と言っても誰も信じないからね…