[コメント] パズル(1999/スペイン)
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「パズル」関係ないじゃん。原題は「誰も他人のことを本当には知らない」てな意味か?映画の内容から察するに。変に「パズル」なんて邦題つけるから、冒頭のクロスワードパズルが重要な意味を持つのかと思ってしまった。やめてくれよこういうの・・・。
この手の「本格ミステリー風」雰囲気の映画は嫌いではないんだが、基軸が「RPG感覚?」だったのがなんか違和感。ゲーム感覚で行くなら行くで、テンポよく展開してくれればいいのに、変にもったいぶった格調高い感じで進行していくので、肝心の「ゲーム」の部分が、どんなに気にしないように努めて見ても、安っぽく見えて安っぽく見えてしょうがなかった。
粗を探せば、「サリン」や「サリン事件」はそんな簡単なもんじゃないゾ!(なんか自慢してるみたいで変だけど)とかいろいろあるし。
万博パビリオンの爆破シーンとか、おおっ!と思えるシーンは結構あったのに、もったいない。
スペイン映画なんてあまり見たことないけど、さすが(何がさすがかは別として)フェロモン出しまくり系のいい雰囲気を持った男なんて、かの国には掃いて捨てるほどいるんだなー、と思って観ていたらエドゥアルド・ノリエガ、『殺人論文 次に私が殺される』でアナ・トレントの愛を一身に集めていたあの男だったか!う〜ん、ずるい!とだけ言っておこう。
スペインの中でセビリアは、馬鹿にされる存在なんだってことも、記憶にとどめておくとしよう。
70/100(01/12/09見)
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