いや、奥田さんのコメントに自分の気持ちも集約されちゃってるんですけど…、万博世代がうらやましいっす。じゃなきゃ、この映画の魅力も半減だと思うんでさあ。ま、自分もヒロシの思い出の所・特に入社１年目のあたりはかなりウルウル状態で、「ええ話や〜」と思ったんですが、涙がこぼれそうになった瞬間、自分の斜め前で見ていた兄が眼鏡を外してティッシュペーパーに手を伸ばしまして。そして「ここで泣くのか？」ダハハと笑う我が妻の罵声（？）が！ワタシの理性に「涙を堪える事」を選択させてくれました。その時、やっぱり映画は一人でこっそり見入るのが正しいのだと確信しましたね。ま、どんでもいいっちゃ、どんでもいいんですが。

しかし、万博世代をピンポイント攻撃した今作の「クレしん」は人気あるね、親に。子供らはいつも通りのようだが。こんな親の世代を意識したつくりは毎作は無理として、５年に１作はやって欲しいな。ぜひ次はうちら…って、うちらは何世代と呼べば良いのだ？昭和４０年代生まれ？う〜ん。自分が想像するに、聖子ちゃんカットに身をつつんだ長いスカートの女子高生と、ぼんたんをはいて、なめねこのステッカーをベタベタ貼って、宴会だ〜って時に顔に靴墨塗りたくって「ボンッボッボン、ウォー(↓)ウォー(↓)ウォー(↓)」と（その頃には某氏をおちょくって盗撮シーンとかまで入ったりして）唄ってくれるシーンが入るぐらいしか思いつかんな。乗ってくる車は間違いなくロータスヨーロッパ。ＮＥＸＴの筆箱も登場するかもしれない。もうちょっと子供の時代背景にするべきだったか？そうすっと〜、思いつかん！こまわりくんとかまことちゃんとのコラボレーションぐらいか？と、俺はあんま好きじゃなかったけど。どっちかっつーと、マカロニほうれんそうとパイレーツだったから。そんなクレしんに期待して、その頃には４歳ぐらいの我が子息と一緒に見たいものだ。子供と一緒に笑って泣きたいぞ、おれも。たぶん、その時はうちの奥様も今度こそ泣く。そう予言したい。