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[コメント] リオ・ブラボー(1959/米)

アル中、老人、ワケあり女。 チャンスと愉快な仲間たち。
たかやまひろふみ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







台詞を一切挟まず現状を説明してみせる冒頭の手際の良さにはゾクゾクさせられる。(全編この調子でもいいと思うぐらいに。) 「皆殺しの歌」を聞いて酒を断つところも痺れる。 詰め所にムサ苦しい男どもが集って合唱する場面も素敵だ。

でも通して見ると、ちょっと長閑でマッタリし過ぎと感じてしまう。 クライマックスとなるべき銃撃戦も、ダイナマイトをボコスカ投げ込んで、ぼっかーん、「うわーまいったまいった。許してくれ」で、終わっちゃうんだもの。

実はこれより先に『エル・ドラド』を見ていて、あちらの方が(悪役に雇われた凄腕のガンマン=ライバルの存在、病魔に犯されてなお銃を構えるウェインのガッツなど)見所が多かったように思う。

尤も、こちらの『リオ・ブラボー』を先に見ていたら、「なんだよ、焼き直しじゃないか」と思ったかもしれないし。 うーむ、見る順番って大事ってことね。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)けにろん[*] はしぼそがらす[*]

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