[コメント] 青い山脈(1963/日)
芦川いづみの不感症を前にした二谷英明は顔を張られたという曖昧な物証に頼るしかない。感情は自らの外化のためにラヴコメ的スキンシップに邁進し、藤村有弘のプライヴァシーを侵害する。
その今から見ればドン引きの顛末は失恋者南田洋子の傷心と共鳴する。高橋英樹は海が好きだと咆哮して感情を空間に託し、あらゆる人々の喜怒哀楽を縫合する。
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