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[コメント] リトル・ダンサー(2000/英)

怒りや愛情は理屈で説明できない。ビリーがダンスを愛するのと同じように。ビリーのダンスを通じて、家族の貴さを描いた傑作。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







<<中盤>>

 ビリーのダンスに接した父。泣き崩れる父に接した兄。

これらのシーンは、彼らの感情のベクトルが怒りから愛情に変わった瞬間だ。

<<ラスト>>

 電車内でパンフを見て呆然としている父とその父をせかす兄。

このシーンは、棲む場所は違えど、この家族のベクトルがあれから愛情に向きつづけていたことを証明している。

 前半と後半で家庭内の憎悪と愛情を対比させることで、家族の貴さを素晴らしく表現した作品だと思う。

 ラストの「白鳥の湖」でビリーのダンスが始まるシーンでは、そのシーンが続かないが為に、エンドロール中ずっと余韻に浸ることができた。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (12 人)ホッチkiss[*] らーふる当番[*] ゼロゼロUFO[*] あさのしんじ[*] Pino☆[*] MUCUN[*] Myurakz[*] かっきー[*] WaitDestiny[*] ろびんますく[*] ことは[*] ボイス母[*]

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