[コメント] 三文役者(2000/日)
昭和三十年代のバックに現代の町並みを持ってくるのは馬鹿にしてんのか、とか、竹中直人の一本調子な物真似芸が癇にさわるとか、文句はいろいろあるのだが、全て荻野目慶子の好演に救われている。甘えも、怒りも、あっけらかんとした裸体も、実は緻密な計算に基づいた演技と考えると思わず平伏ものである。
(水那岐)
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