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[コメント] 天井桟敷の人々(1945/仏)

私はフランスにすごく興味がある。「人間のありのままの姿」がすごく 表れていると思うからだ。
チョコート

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







パリの町を歩くとその町の芸術さにただただ驚く。フランスの首都パリは 一つ一つのたてものが一つの芸術としてなりたっていて、まるでその町は 美術館だ。

確かに、良い面だけではない。犯罪だってさかんにある。電車の中では 寝る事なんて考えられないという。 人もいる電車の車両の中でレイプなんてこともある。誰も止めないという。

この映画も芸術の素晴らしさが描かれているが、最後、バティスト(ジャン・ルイ・バロー )が、ガランス(アルレッティ )を追いかける場面も、パリ の芸術にジャマされる事になる。

芸術とは本当に奥が深い。 人は、金を作り出す前に、洞窟に絵を描いた。その時代食べることだって ままならなかったはずだ。

最近の世の中、芸術を軽く扱いすぎているのではないか。 芸術とはきっと人間にとって必要不可欠なのではないだろうか。 というか人間から芸術性をとってしまったらとてもつまらない 生き物(動くコンピューター)になってしまうのではないだろうか。

娯楽映画もいいが、やはり私は芸術的な映画を見ると幸せになる。 心に潤いが与えられる。 この映画にも感謝……。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)Linus[*] Kavalier[*]

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