[コメント] 天国の駅(1984/日)
正直、男にいいように嬲られている小百合なんていただけない。「愛なんてセックスのアジノモト」だと?言いたい奴には言わせておけばいい。そういう意味で、子供のような西田敏行を相手にした時が一番良かった。
西田を愛してなどいないことは目に見えている。だが、津川雅彦たちの玩具にされて耐えていた時より、乱れ髪をそのままに駅のホームに腰掛けて「抱いて」と微笑みながら西田に誘いかける小百合は、一番「らしかった」。彼女は世間の不幸どもに屈する女ではない。したたかに微笑みつつ語るべきことを語る女だ。もうそろそろ彼女自身そういうことを知ってもいい頃だ。
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