[コメント] ドグマ(1999/米)
神という名の下に
ブラック・ジョークに下ネタに大虐殺、物語はハチャメチャのように見えますが、しかし、ドタバタをやって単に宗教をちゃかしているわけでない。権威主義でガチガチの教会や商業主義に走る聖職者が笑い飛ばされる一方で、「宗教は祝福であるべきだ」というセリフにあるように、この物語は素朴で純粋な信仰を称揚しようとしています。大天使や使徒は型やぶりにひょうきんで、権威が感じられないかわりにフレンドリー。
神の名を語って戦争してる人々、1円でも多く人から金をむしり取ろうとしてる人にこの作品を見せたい。まあそういう人に限って「こんな映画神への冒涜だ!」とか言って火に油かもしれませんが。★3.5
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。