街を走る路面電車。原子爆弾っぽい冒頭やら、どこか「広島？」と思えてしまう世界観。しかしその後始まるのは機動隊が盾をもっている姿・・・。

この世界はどこだ？

架空の世界で描かれる切ない狼とあかずきんのラブストーリー。さらに複雑化したストーリーの構成。

中盤までは３点か４点の間くらいの評価だったし、ラストの地下道での銃撃戦で４点確定ラインギリギリだが、まだ・・・というあたりにあった。

そしてラストシーンで裏切られた赤頭巾が最後に泣き叫びながら狼に訴える。確かに不自然な流れだが、ここでの台詞によって今迄強調的に挿入されていた「あかずきん」のエピソードと、この映画のストーリーの違いが起こり、切なさがましたのでは？

ラストシーン。伏が撃ったあと、俺の中で４点確定だった。そしてエンドロールの切ない曲の中で、不思議な余韻を残しながら５点になった。

正直５点は甘いかもしれない

しかし狼には愛も友情も何もない。ただ戦い、殺し、喰うだけ。そうわかっている中での主人公達。

《うよ》様のコメントにあるように、二人は向き合わない。

向き合わないのか？向き合えないのか？

最後に二人は向き合い、そして抱き合い、そして・・・・狼は食った。ただそれだけの話なのか？

と、真面目に書いてて気付いた事実。

デパートの屋上でキスしてたやんけ！（自爆）いいんだよー！俺はこの作品、、４.５点だけど、こういう話好きなんだから！

ちょっと甘いけど５点やっちゃうよ！

と、言いたかったけど、やっぱここは４点にしておきますわ。。。