[コメント] マグノリア(1999/米)
3時間なんてあっという間だよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリーの展開は、川が海に向かって流れていくように自然で、登場人物は誰もが私達と同じように普通の人間だ。音楽の使い方は奇跡的とも言えるほど素晴らしい。みんな誰かとつながっていたいんだけど、そうもうまくは行かないいのが人生。それが人生。それを理解して初めて生きるって事を知るのだろうか。 「再生」をキーワードにして、人間による人間のための人生を客観的に追っていくけど、さらに焦点を広げて、生や死、そして感情の部分の奥のほうにまで手を入れていく、その様子は痛々しくもあり、感動的でもある。 「しかしそれは起こったのである。」オープニングの振りは、ラストに現れる。蛙が降る、イコール絶対的なものの否定、つまり先入観の放棄を訴える。全てを捨ててゼロからスタートしろという強い主張が聞こえる。「再生」の後に待っているのは小さな希望だと思う。
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