[コメント] 永遠と一日(1998/仏=伊=ギリシャ)
永遠と一日。明日は確かにただの一日。でも、
明日という言葉をつかって希望を含んだ思いを綴ることができたら、明日を起点にまた次の明日を語ることもできるだろう。
止まっているかのように静かに静かに動いてゆくカメラのせいで、画面をじっと見ているにも関わらず「気付いたら近づいていた/移動していた」そんなふうに感じる映像。近づいてもうるさくない、遠くても暖かい。手前に老作家と少年を、遠くにバスを配置した場面で、二人にピントを合わせバスを少しボケさせた映像が、二人がバスに乗ろうと決めた瞬間バスにピントが合う、しかし、それもまたひっそりと……、そんな当たり前にも思える映像がひどく印象的に残った。
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