[コメント] ベイブ・都会へ行く(1998/米)
なかなかどうして、開けてびっくりの映像美玉手箱。予想もしてない所で不意に、近未来的とも言える凝った美術に出会えてしまった、このちょっとした感激を猫語で表現するならば、
「ぽんぽんがいたいよ(吹)」 ごめんなさいオチはないです。あんまり可愛かったので。それだけですごめんなさい。
いや正直なところ、「ぽんぽん」で猫好きの私を悶絶させたその子猫ちゃんと、頭を垂れて謝るベイブ以外は、動物たちもたいして可愛くはない。というかほとんど気色悪い。巻き毛のメス猿などは子どもにはちょっと見せたくないくらいおぞましい。
正直なところ、お話もかなりどうでもいい。凡庸、ありきたり、ひねりがない。(全部一緒の意味か。)
それでも私が嬉しかったのは、街並みや人物造形はもちろんのこと、影ひとつ、灯ひとつにもこだわって、色彩感覚も豊かに丁寧に丁寧に作られた絵本の世界。メッセージ性を持った牧歌的風景の絵本の次の巻が、こんなカラフルな目で楽しむ絵本でもいい。
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