ああ！今「ジブリロマンアルバム　太陽の王子　ホルスの大冒険」読んでたら（ってお前そんなもん持ってんのかっ！ええ持ってますっ！）、『エヴァンゲリオン』のカヲル君が登場するシーンは、ヒルダが登場するシーンのパロディじゃねえか！そうだったんだあ…。（水辺の高いところに座って、背中を見せている。そして歌をうたっている！）

2002.08.05追記

DVD購入！で、市原悦子、ホントにバッチリです！演技うまいんだこれが…。声の演技だけでこれだけの「凄み」が伝えられる声優は、現在ではもはやいないのではないか。（そういう演技を必要とする作品がなくなったということも大きい。）

アニメーションとしての手間のかけ方も尋常ではない。表現技法等において『千と千尋』とかがこの映画より「進歩している」とは、到底思えない。

あと、ヒルダとカヲル君の話だけど、

・主人公を抹殺するために闇の世界から遣わされた

・人間のようで人間でない、孤独な存在

・他人によって作り上げられた自己に複雑な感情を抱いている

・最初は命じられるままに、そして自己のアイデンティティを守るために、主人公たちを混乱に陥れる

・しかし主人公とその世界に惹かれ、自己を犠牲にしてまで主人公の世界を「肯定」しようとする

などが共通点として挙げられる。間違いないっすね、どうやら。