[コメント] 天城越え(1983/日)
人権侵害を捌口にして、渡瀬恒彦にアドレナリンは、抑えるために誇張する老け演技の矛盾へと解き放たれる。
平幹二朗の会社の応接間で前衛的な夕日に映えるその死神の相貌は、志村けん声の調べを宰領しつつ、誰も幸せにならなかったというセンチメンタリズムの揺曳に慰藉を見出す悦ばしき趣味の悪さに達する。
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