[コメント] 許されざる者(1992/米)
たとえ妻にそれまでの生き方を正してもらったとしても、決してチャラにはならない過去の業。よかれと思って行動したことが、結果的にはマイナスになってしまう。正と悪は表裏一体であり、白黒では割り切れないということなのだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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豚の糞にまみれ、うまく騎乗もできず、熱にやられながらボコボコにされるなど、昔の悪党の面影もない一介の農民が親友を見せしめにされて立ち上がる。しかし親友をそんな風に死なせてしまったことこそが許されざることなのだ。
土砂降りの地面に酒の空瓶を投げ捨てる キッドの近視をあえて指摘せずにカバーする 売春婦だからと見下さずに人として接する
こういったエピソードの挿入がさりげなくうまいので、やはりイーストウッドの作品に惹きつけられる。
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