[コメント] カンフー・マスター!(1987/仏)
所謂「禁断の恋」ですが社会問題としてではなく、主人公の心の動きにスポットを当て美しく撮られている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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以下テーマそのものについて。
「男の子を生んでいない人妻は少年に憧れを抱く」と主人公に言わせているが、それでは「男の子を生んだ人妻は少年に憧れないのか」というと、・・・そう憧れないのです。男の子を育てると男の粗野な部分がイヤというほど目に付いて一歩退いてしまう(らしい)。憧れは現実の前に潰えてしまうのです(らしい)。
男と女の結びつき―Hの話ではなく心の結びつき―には、同じ程度の教養、同じ程度のものに対する感覚が必要不可欠であり、分かり合えるとはそういう事が基盤になるのだと思うが、ジェーンの場合はまさにそういう物が全く無く、本当に「憧れのみ」で、終焉は目に見えていたといえる。
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