[コメント] クロッカーズ(1995/米)
スパイク・リーのテーマとして黒人に対する黒人の犯罪というのがある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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その犯罪を白人のせいにするでなく、とはいえ白人の偏見を描かない訳でもない。その偏見が黒人自身の手によってもたらされることもきっちりと描いている。誠実な映画でしょう。
最後のストライクが都市の負の連鎖を断ち切って外に出るというのは監督の願いを反映している。クラック売りは客観的に観れば人を殺している人間。しかしギャングの若者の運命は貧乏かつ悲惨。断罪する側に立ちたく無かったのだろう。
KRSワン(ストップ・ザ・バイオレンスという意味での起用)とか音楽のチョイスも良かった。最後のチャカの"Love me still"は”まだ愛してるか?”という問いと”愛している”という答えを歌っている。それでも愛しているというメッセージ。
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