[コメント] 豚と軍艦(1961/日)
エンターテインメントだと認識した時点で、この映画が花開いた!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
当時の撮影に参加したスタッフの皆さんが再開されたドキュメントによると、この数々の豚は、当時4tトラックを50台を連ねて横須賀まで移動した懐かし話で盛り上がっていました。
確かに、日本映画に限らず世界的に見ても、豚がこれほど映画のスクリーンに登場した映画がありましたでしょうか?
若き日の今村監督がとても明るく楽しく勢いで映画を作られていたことがうかがえます。
そしてこの映画に次から次へと出てくる能天気な人々の群れ。
そして当時、敗戦後の日本がどれほど開き直っていたことか。
とてもわかりやすく描かれていました。
いや、これが決して現実のお話でなくても全く問題ありません。
そういうドラマとかファンタジーが映画の中で表現されていればそれで良い。
そしてそれが何と”豚”という題材に導かれるなんて、どんなに楽しいことでしょう。
企画を聞いただけで笑いが止まらない。
素晴らしい作品でした。
参りました!
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