[コメント] 夫婦善哉(1955/日)
おお!森繁久彌が若い!(当たり前)。当時の邦画でこんな明るい作品があった事に気付かせてくれました。
この時代の邦画は重い作品を重く演じるのが多く残っているため、てっきりそう言う時代なんだと思っていたが、こんな明るい映画もあったことに驚かされた。豊田四郎監督作品はこの時初めてだったが、かなり見直した。
確かに設定そのものは重いけど、どんなときにあっても明るさを失おうとしない森繁久彌の演技は実にはまっている。ちょっと落ち込んだ時の演技は絶品。まるで子犬を見てるような気分になる。気は強いけど、そんな夫を包み込んで受け止める役の淡島千景も良い。まさにはまり役。
舞台を大阪にしたのも良い。こういう明るさは関西弁ははまることに気付く。ちょっと発音が綺麗すぎる気もするけど…
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