[コメント] ノースマン 導かれし復讐者(2021/米)
動物映画。獣性の発露が人間性の発露と同義になる、まさに神代の物語。あらゆる獣、獣、獣(人間)。正調復讐劇に、火、風、水、土の四大エレメント、光と闇と、昼と夜、そして生と死。もっともらしい顔をして結構な厨二感があって満腹。剣戟に鋼の重みがあり、泥臭くていい。そしてエガースの撮るアニャさんはここでも正しい。お美しい・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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鴉、狼、熊、馬、女狐、犬、人間。鼻を削がれた叔父の手下は豚の暗喩だろうか。
この監督、水と土の表現がいいです。今まで全ての作品で、執拗に泥だらけ、びしょ濡れ。血まみれ、汗まみれ、粘液まみれ。横移動のカメラにアクションの連鎖を盛り込むのも相変わらず流麗。
ヴァルキリーや世界樹(ユグドラシル)、ヴァルハラのCG処理はあまり好まず。
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