[コメント] バスケットボール・ダイアリーズ(1995/米)
ディカプリオがエドワード・ファーロングのようだった・・・と言うと失礼なんだろうなあ両方に。淡々とした描写で綴られるダイアリーは悪くはないが、疑問もいろいろ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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・・・友情も死ぬのか?
友達がひとりひとり主人公の前から姿を消していくと、主人公の中でその存在はスーッと忘れ去られているように見えてしまう。そのわりには、主人公が何故そんな風に孤独を感じているのかについての説得力があまりなくて、「君にとって友達とは何なのだ???」という疑問が残った。
そして、
・・・母親ってああいうものなのか?
描き方が中途半端で、非常に迷った。「自分の思い通りの息子じゃなくなったために我が子を見捨てる」母親は、悲しいがありうると思う。それならそれで、しっかりそう描写して欲しい。
ところが、「おまえはわたしの息子じゃない!」と追い出したあとで、「神様あの子をお守りください。あの子に必要なのは愛なのです」と祈るシーンがはさまる。・・・その、愛を与えるのはアナタの仕事ではございませんか?!ヤク中の息子をダウンタウンに放り出して、無事を祈るもないもんだとは思わぬか???
ここがどうしても解せない。わたしはまだ母親ではないけれど。
でも、もっと若い頃に観ていたら、評価はもう少し上がりそうだ。(2002年1月)
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