[コメント] テッド・バンディ(2019/米)
変態臭を排し変態を描く試みが接見室での硝子文字に収斂される。トリックスターの生成過程に触れず、其奴らは唯そこに存在するのだという諦観。捏造された世界で生きてきた彼女が再生するには知るという通過儀礼が不可欠の要件だった。その1点突破が鮮やか。
(けにろん)
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