[コメント] ハンターキラー 潜航せよ(2018/英=中国=米)
人を意地の発動へ追い込む段取りがある。主人が寄せてくる情が義理の負債を負わせる。何としても信用に応えたい切迫は同業の連帯感と混線しながら仮想敵に感化を及ぼす。それぞれの現場で培われる義理の網の目は合成され権力の正統性に力の裏付けを与える。
武力がやせ我慢されたとき信頼は実証され、抑止された力がかえって実効化する。正当化された権力は逆流して、任務に斃れていくオッサンどもの死にざまに詩情をもたらすことだろう。
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