[コメント] 特捜部Q キジ殺し(2014/デンマーク)
暗視カメラで撮った、女性の恐慌をきたしたリアクションで始まるオープニングはかなり期待させるものだったが、前作に比べると事件の背景、ステークホルダー等がスケールアップした分、映画全体として、タイトなまとまりを欠いた感がある。
本作も多くのフラッシュバックが挿入される作りになっているが、私は基本フラッシュバック嫌いなので、ストレートに繋いで欲しいと思いながら見た。
主人公の刑事2人(カールとアサド)は本作でもとてもいい役者だと感じる。対して、前作もそうだったが、本作も(多分に私の好みなのだが)女優の選択は今一つで、本作のヒロインは、回想シーン(高校生ぐらい)と現在と、リレーキャストするのだが、いずれも魅力に乏しく、これがもっと良い女優だったら、と思う。ただし、全体に変態度は前作よりも上がっている(少なくも多彩になっている)ので、その点は誉めるべきだろう。劇中で主人公の刑事が「悪趣味な...」という科白を吐く場面などは、なかなか良い趣味だ。
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