[コメント] 私は、マリア・カラス(2017/仏)
「マリアとして生きるには、カラスの名前が重すぎるの」すごい名言だ。「和枝として生きるには、ひばりの名前が重すぎるの」とか置き換えてみたくなる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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マリア・カラス、20世紀最高のソプラノ歌手と言われた伝説の歌姫。『永遠のマリアカラス』では孤独な女性としてファニー・アルダンが熱演。『グレース・オブ・モナコ』ではパス・ヴェガがちょっとだけ演じていた。そういう映画を通してみたカラスとは、だいぶ違った今回のドキュメンタリー。
20世紀最高のソプラノ歌手カラス、ではなく一人の女性マリアとして生きることを許されない、悲しさ。賞賛と同じだけ非難も受けてきた。そういう等身大のカラスを知ることができたと思う。そしてお約束のオナシスとの恋愛。この映画ではオナシスは「少年みたい」な印象。そしてカラスとのなかば「腐れ縁」的な恋愛は、ちょっとだけほほえましい。
そして、やっぱり歌がすごい。同じ時期にホイットニーのドキュメンタリーも公開されているのが興味深い。
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