[コメント] パラノイアック(1963/英) - 更新順 (1/1) -
さすがJ・テイ原作。競合する複数の局面が縫い込まれたプロットの入れ子構造、ゴシックの雰囲気濃厚な曰くありげな舞台(隠し部屋のある舘と天を摩する断崖絶壁)、曲者揃いの役者陣(タイプキャストのオリバー・R)、今日の目から見ても新鮮さを失っていない驚愕の種明かし(技巧に走ったものとは異なり心理的に腑に落ちる)。後年ジャーロにも継承されるデカダンな怪奇趣味も健在なら、ミステリファンも納得のトリックの大盤振舞 [review] (袋のうさぎ) | [投票] |