[コメント] 真夜中まで(1949/仏)
ルイ・ジューヴェの辛口の気韻に酔わされる一作。公と私とが不幸な交錯をしてしまう時の身の処し方を、ルイ・ジューヴェが渋く演じ切った。いかにもなノワールな女アンヌ・カンピオンの退廃さと、ノワールらしくないマドリーヌ・ロバンソンの高貴さの対比が強烈な芳香を放つ。
(ジェリー)
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