[コメント] 少女ファニーと運命の旅(2016/仏=ベルギー)
純真であるとともに一個の「人」でもある子どもたちがここにはある。このような者たちに銃を向けることができるのは、まさしく狂気の沙汰だ。
ユダヤ人絶滅という狂気と恐怖が充満する過酷な現実は、子どもたちをも容赦しない。
必死で匿う大人もいれば「幸運を祈る」とささやかな励ましを与える大人もいる。
それらすべてを目にしてなお、勇気と希望をしぼり出し、他者を思いやり、弱者へ手を差しのべる。子どもであろうとどうであろうと、その立派な人間の姿に感動した。
そして二度とこのような醜く、愚かな惨禍が現れてはならないと心に刻んだ。
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