[コメント] ロスト・イン・パリ(2016/仏=ベルギー)
ドミニク・アベルの均整のとれ過ぎた立ち姿のぎこちなさが素晴らしく、国旗を突っ立てた真っ赤な巨大バックパックがスタスタと“歩く”可笑しさは、チャップリンのダブダブの燕尾服にハットとステッキに値する記号となる。足りないのは活劇に徹する覚悟と凄味。
まず、その徹底があってこそ、物語の“優しさと哀愁”がぎわだつと思うのだが。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。