[コメント] 3月のライオン 後編(2017/日)
将棋の盤面を見せられても何が起こっているのかわからない僕にとって対局シーンはいずれも説得力・迫力が足りなかった。果たしてこれを観て「将棋を始めたい」と思う人がどれだけいるかは疑問だが。ただ、観て良かったと思える内容ではあった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これを観て、「将棋を始めたい」と思う人を生み出せるだけの力が画の中にあったかどうか。
『ちはやふる』のように競技カルタについて上手く説明し、今置かれている状況を逐一誰かが説明し、なおかつ勝利の瞬間が誰が見ても明らかなようにしてくれないと、将棋が全くわからない人には対局シーンの魅力が伝わらないのではないか?
『ちはやふる』を観て近江神宮を聖地巡礼する人が増えたと聞く。
果たしてこの映画は将棋会館に人を向かわせるだけの力があっただろうか。
川本家の父と三姉妹との関わりを、桐山と後藤との対局にクロスオーバーさせているが、川本家と将棋はそもそもそれほどの関わりはない。
前編を見る限り、酔って倒れている桐山をあかりがほおっておけずに拾ってきて以来の関係。
うーん、この重ね具合、どうなんだろう。
いずれにしても登場人物が全員前向きになれた結末は物語的には良かったんじゃないかな、と思えた。
香子に比べて歩の扱いが雑なのはどうかと思うが。
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