[コメント] マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015/米)
そのまんま、日本にも持ち帰ってもらいたいことばかりでした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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もっと軽いノリ(「ここがヘンだよ日本人」的な)な映画かと思ったが、なかなか面白かった。イタリア人を「セックスをした後のように見える」とか、切り口が面白い。
最初は、「有給休暇」、「学校給食」、「宿題ゼロ」、「大学タダ」とか、とっつきやすくて、笑えて、楽しかった。
「刑務所」のあたりから、「何を言おうとしているのか?」という裏テーマが見え始める。「刑務所、一軒家なんだよ」とか言ってて、「事件の遺族」のインタビュー。「憎しみを連鎖させない」という、別のテーマを米国に突き付けている。
「男女平等」のあたりは、「銀行家」の話と合わせて、一番時間を割いてじっくり映していた。ただこのパートは、ムーア自身の「聞き手」の話がキレがない。
まとめは「すべてはアメリカにあった」という結び。まぁ本気で言ってはないだろうが、「ハンマーとノミでぶっ壊せ」、こつこつとやっていけば、壁は倒せるというメッセージ。それが例えば「銃規制」なども合わせて「できてない」という嘆きも聞こえる。
そしてそのまま日本に当てはまることの多さが、見ていて痛かった。「ブラック」「塾と宿題」「奨学金問題」「男女不平等」などなど。でも「ドラッグ自由化」だけはやっぱり無理!
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