[コメント] 人生スイッチ(2014/アルゼンチン=スペイン)
この種の結末を恣意的な思考実験から救い出すには、作中人物の心的負荷が適量かつ適時に呈示される必要がある。特出した演出力を望めない場合、それは脚本の書き込みによって果たされるべきだろう。その自覚は六篇の上映尺が均等でないことからも見て取れるが、肝心の成果物は納得からも驚倒からも遠い。
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