[コメント] ハドソン川の奇跡(2016/米)
淡々とした描写でこそ、普通の人々がたまたま巻き込まれた事故を浮かび上がらせた。時系列ではないものの、緊張感も注意力も削がれることない構成も良い。安定のトム・ハンクスと敢闘賞アーロン・エッカート。
イーストウッドというより、トム・ハンクスの印象が強い映画だと思った。
今アメリカの良心を演じさせたらナンバーワンのトム・ハンクスを見ていると、安心するというか、誠実であることと誇りを持つことの大切さを感じ、世の中捨てたもんじゃないと思う。『ブリッジ・オブ・スパイ』でも感じたが、熟考し正面から正義を貫く姿が彼のアメリカ人としてのステイタスなのかもしれない。憧れの人物像を裏切ることなく演じ続けることが、彼がハリウッドで成功した秘訣だろう。
アーロン・エッカートは今作で良い役もらってよかったねと思う。
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