[コメント] 黒衣の刺客(2015/台湾)
講談読物を使って独自の方法論を先鋭化、アクションは見処多いが、他は書割の画ばっかりじゃん。
高価そうな古美術品を延々鑑賞させられるのも含めてミゾグチ『楊貴妃』クラスの巨匠の凡作という感想。お前には豚に真珠だと云われそうだが。
台湾の監督が中国史を撮るというのは複雑なものがあるのではないのだろうか。侯孝賢ならこれをどう描くだろう、という興味は、本作の講談読物では満たされなかった。彼はアンゲロプロスになる気はないのだろうか。
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