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[コメント] のぼうの城(2011/日)

甲斐姫が動機になっているように見せたいのは理解できる。が、この観点からオチを観測すると、そもそも最初から戦いは不要という結論に至りかねない。
disjunctive

領民の犠牲を強調する描写も、これらに対する長親の近しさへの反動をともなって、事後的に、無駄死という陰険な印象を残している。つまり、プロットにも造形にも、一貫性が見出されない。逆に、三成側の方が整理されていて、彼らの成長の実感が伝わってくる。

(評価:★3)

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