[コメント] アーティスト(2011/仏)
面白いし、良く出来ている作品であることに疑問の余地はない。確かにこれなら『ヒューゴ』は相手にならないだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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冒頭のカーテンコールのシーンがしつこいという点以外は概ね楽しめた。サイレントに関してもそれによるわかりにくさというのは特になかったと思う。
ただ、もったいないと思うのは予告編・コマーシャルで展開が予想できるレベルで映像が使われすぎてしまっている点。バレンティン(ジャン・デュジャルダン)が落ちぶれて以降の展開については、前読み可能である。
特に、バレンティンの自決の可能性を匂わす意味で、イメージで使われているバレンティンとペピー(ベレニス・ベジョ)がカメラを向いて手を差し伸べているカットは広報では絶対に隠しておくべきだった。(付随して「バン!」というスーパーの後のカットも車を立木に衝突させたペティではなく、ペティがバレンティンの自室に踏み込んだカットにして、その後、衝突した車を出す方が良かったように思う。)
まぁ、こんな指摘は些細なものである。メインキャラがしゃべらない『WALL-E』が好評だったわけだから本作も問題なく受け入れられると個人的には思う。ぜひ劇場で。
(2012.4.7 シネプラザサントムーン)
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