[コメント] やさしい嘘と贈り物(2008/米)
ただ一つのことを除けば、初恋の様な極めて甘酸っぱいちっぽけな恋。それらの全てに秘密があることに気づかなければ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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自分は残念ながら、この話の筋を半ば知ってしまった後で観たので、まっさらな気持ちで観るよりは「いつ事実が主人公に知らされ、その結果どうなるのだろう」という期待を持ちながら観ていたのが正直なところだ。
勿論それだけで一時間半画面を眺め続けていたのでは決してなく、老人の愛らしい恋は極めて古風で微笑ましく、気持ちよく楽しんでもいたのだ。娘や息子の協力もあってか、老人は人が生涯に経験する最高の喜びを、二度経験できた幸せ者だったことを含めて。それだけに総てを知って廃人のようになってしまった老人の姿は切ない。
せめて最後まで老人に夢を見させてやれなかったものだろうか、と自分は残念に思う。それをすれば甘ったるい物語を醸成するのみだ、と知っているにせよ。
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