[コメント] カティンの森(2007/ポーランド)
NHK放送ETV特集「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」より抜粋です。ぜひ、紹介したいと思います。
監督談(吹き替え参照)
「モスクワでこの映画を上映できたことは、驚くべき出来事でした。」
「どんな状況になっても、この映画をモスクワで上映するなどということは、私には全く想像できませんでした。」
「もっとも感動的な瞬間は、突然やってきました。」
「ロシアの観客がアンケートにこんなことを書いたのです。」
−−皆さんカティンで殺された将校たちに敬意を表して1分間の黙祷をささげましょう。−−
「?亡くなった人に敬意を表したい?モスクワで?」
「私にとって、全く予期しない出来事でした。」
「大きな会場で、何百人もが立ち上がってカティンで殺された将校たちに敬意を表しました。」
「その殺された将校の中に、私の父もいたんです。」
「彼らは、父に対しても敬意を表してくれたのです。」
ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歴史の事実をしっかりとらえた映画の力、監督の熱意と信念を感じます。その隠された歴史を受け止めたロシア人観客を動かした。と思います。
ETV特集は、映画を観る前に見ました。『カティン』を早く観たい。しかし、地方にいるとなかなか観られませんでした。DVDを借りたのは、2010年ごろですかね。
観るまでは、男性の映画だと思っていました。想像以上に素晴らしい作品でした。1年以上過ぎて、このコメント書いていても思い出します。
ラストまでの過程とラストシーンは「全く想像できませんでした。」
私も「敬意を表します。」(黙祷)
コメント記載 2011年10月21日
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