[コメント] 母なる証明(2009/韓国)
気持ちよくもてあそばれた。好きか嫌いかは別にしてチョイ役にいたるまで説得力を持つキャスティング・演出をしている事に驚嘆した。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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最後にトジュン(ウォンビン)が針のケースを母親(キム・ヘジャ)に渡したシーンで思わずニヤッと笑ってしまった。何しろ無垢な顔で「忘れちゃだめじゃないか」と言わせるのである。5歳のころの殺人未遂を糾弾したシーンが頭をよぎり、そこまで容赦なく不安を提供するのかと笑わずにはいられなかった。
それにしてもジンテ(チン・グ)は明らかにチンピラであるし、殺された女子高生の友達は明らかに裏の顔がありそうだし、女子高生の携帯を探す男子高校生2人は明らかに「クズ」だし、上手い配置と上手い演出がなされている。この意味では本作はとても安心できる作品であった。
(2009.11.14 シネチッタ)
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