[コメント] サブウェイ123 激突(2009/米)
トニスコのやりたいことはよくわかった(つーか、とっくにわかってた)。でもトラボルタのやりたいことは全くわからなかった。これは問題だと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「お前はオレのヒーローだ」
何それ?
ギリギリまでお金に執着して、最後は(多分)仲間も囮にしてまで逃げようとしたトラボルタが、あっさりあきらめて破滅へと向かうラストの橋でのやり取り。あそこはどう考えてもデンゼル・ワシントンに山分けを持ちかけるところだろ!
そうすることで、以前賄賂を受け取っていたワシントンの役柄が効いてくるわけだ。つまり「過去にお金を得るために不正を行ったことがあるもの同士」がどういう選択、どういう道を選ぶのかという所にドラマが生まれた筈なのだ。それをアッサリ諦めたんじゃお話にならない。
もし百歩譲ってあのラストにしたいのなら、もっともっと対話のシーンを増やして二人のシンパシーを高める演出を、それこそ『ダイハード』の黒人警官とマクレーンのやりとりよろしくやらせるべきで、ネズミなんぞに足を齧られてる場合じゃないということだ。それにしてもネズミて。書いててもがっかりするわ!
という訳で脚本家を調べてみたら、監督・脚本コンビは『マイ・ボディガード』コンビじゃねーか!こいつらあの頃から何も変わってねぇな。オレの感想なんかあっちのコメントで言っていることと殆ど変わってないし。
最近シネスケ観てなかったからバチがあたったかなぁ。
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