[コメント] 縞模様のパジャマの少年(2008/英=米)
ブルーノ君の家に若い兵士の怒鳴る声が突き刺さる「おいお前!・早く来い!・ユダヤ人め!」。機関銃のように突き刺さる言葉に僕はビクッとする。それに敏感に反応しているブルーノ君が痛々しい。子供の前で吠えてんじゃねぇよ馬鹿野郎!
ブルーノ君は本当におりこうさんです。僕ならあんな薄汚れた汚い子供なんかと友達になりたくないです。食べ物しか興味ないし、がっついて食べるし…周りも金網だらけでとても胸躍る場所ではありません。けどブルーノ君は友達がいないんで「仕方なし」な感はありますが、薄汚れた少年に喜ばれようと一生懸命努力をします。サッカーボール持ってきても金網が想像以上に高くとてもじゃないですが蹴れません、ブルーノ君とユダヤ人の少年は金網越しでボールを投げ合います。蹴りたいだろうなと思いました。家に帰ればユダヤ人のおじさんをボコ殴りする怖い兵隊さんは居るし、それに動じないお父さん。「何なんだよ!お家帰りたい!」俺なら絶対お母さんに泣きつきます。
薄汚れた大人の視点で観ると、あまりのピュアで世間知らずなブルーノ君に違和感は感じます(シンドラーのリストに出てくる女の子とは大違い!)けど、僕に小さい子供がいるなら観せてやりたいなぁ。。と思いました。
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