[コメント] オズの魔法使(1939/米)
知恵も勇気も心も独りだけでは気付く事が出来ない。
自分の居場所も夢見ただけでは手に入らないのだと普通の事を今更ながら感じてしまう。
虹の彼方を夢見て、行った先に夢は無く、例えそこが夢の様に美しい場所だとしても、それは自分の意思と力で行ったので無ければ、そこには自分の居場所は無いのだと、いわゆるファンタジーの王道的な感覚が味わえる。
そして、知恵も勇気も心も人に認めてもらったり、仲間と喜びを分かち合ったりする事で、初めて気付く事が出来る、
つまり知恵や勇気や心は、時にはこことは違うどこかへ、人と一緒に行動する事で 、よりそれらに気付く事が出来るのだと感じる。
自分で気付く事、人に気付いてもらう事、両方の事が大事だと、とても普通の事を 久々に感じた。(千と千尋を見て以来かな?)
見終わった後、巻き戻してもう一度ドロシーが歌うオーヴァー・ザ・レインボウを見てみた。
何だか素直に泣ける、あまりにも理屈にならない素晴しさがあって。
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